こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)というゴーグルを使って仮想空間の視界の中でコミュニケーションスキルを磨いたり、面接の練習ができるVRカリキュラム。
社会福祉の業界ではVRデバイスの導入は私たちトランジットが全国初で、積極的に活用しています。
向いている方、実際に利用している方は?
面接では緊張が高まって話せなくなる方、
喋り過ぎてしまう方、
言葉の整理がつかない方、
そもそも企業面接を受けたことのない方etc.……
トランジットでは様々なメンバーさんに仮想の練習空間で本番に慣れる訓練を行っており、面接を通過して見事に就職された方もいらっしゃいます。
教材のコンテンツは「就職応募・面接」や「デスクワークの職業体験」を主に体験でき、過去の記事でもいくつかその場面をご紹介したことかと思いますが、今回は他にどんな体験ができるか一部ご紹介したいと思います。
職業体験:書店編のご紹介
書店でレジ打ち、陳列、接客、注文などの業務全般を行う従業員として従事する体験ができます。
たとえば……
「ちょっとCDを並べてきてほしいんだ」と店長に頼まれ、
頼まれた通りCDの陳列・整理をします。
その後、行動の選択肢が現れます。
視界に最初に入るのは「棚の整理を続ける」
左に目をやると「棚の整理を中断しレジ対応を行う」
どちらを選択するか、優先順位を問う問題です。
視覚情報から状況を知る経験が大きい
ゴーグルの中では360度景色を見渡すことができます。
就業場所で全体を見渡して知った状況から、今どんな行動をするのがよいのか、それは実際に就業しないとうまく対応できないことも多いでしょう。しかし、VR職業体験ではそれを先取りして知ることができます。
体験コンテンツはどちらの選択肢を選んでも、その結果どうなるかという続きを観られ、結果よかったのか、よくない場合はどんな事が起きるのかがわかるように構成されています。
また、受講中は受講メンバーさんが映像のどこを見ているか視線の位置がすべて記録されます。
受講後にスタッフと一緒に確認し、「この時はここを見ていたのがいい判断」「ここはこの辺りを注視していると良い」など、目のやり場が上手くなるようなサポートをすることができるのです。
書店の職業体験は棚の整理を含め、以下のようなシーンで構成されています。
書店体験の構成(一部ご紹介)
このほかにもレジ対応や注文対応の接客シーンの実践体験や、お客様の目線から見た店員の態度のいい例、悪い例を目の当たりにして、良い悪いということがどういうことかを改めて学ぶことが可能です。
本格的な職業体験の中で、新しい角度から物事を見たり、知ったり、気づいたりする事ができるVRカリキュラム。
この体験は就職に向けて経験を先取りしたい方やコミュニケーションの自信をつけたい方にオススメです。
体験利用でもVRカリキュラムを体験する事ができますので、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
気軽にお問い合わせください
現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。
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