こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。
トランジットでは学校等に在学している学生ならびに生徒さんの実習や長期休み中の体験利用を受け付けております。
先日、1名の生徒さんが市立札幌豊明高等支援学校様よりトランジットへ実習に来られ、2週間(のべ10日間)の実習を終えました。
トランジット麻生はメンバーさん1人1人に対応したカリキュラムを組んでいますので実習の生徒さんにも興味のあることや、どんな仕事に就きたいか等をお聞きし、本人の希望に沿って取り組む内容を決めていきます。
また、毎朝実施している環境整備にも参加しました。
こちらの学生さんはプログラミングに興味があり「JavaScript(ジャバスクリプト)」が書けるようになりたい、とのことで、初日はJavaScriptのコードが入ったブロックを並べながら処理の流れを知ることのできるブロックプログラミングに取り組みました。
しかしながら翌日からは「ブロックを並べないで直接書きたい」という強い気持ちを伝えられました。
その気持ちに応えるように2日目からはJavaScriptのコーディングを学びます。
プログラムコードを書くときは日常で使わないような物事の考え方や数学的な言葉が出てきます。
「処理の結果が白か黒かで次の動きを決め、グレーなら処理をやめる」というような、枝分かれした手順のシナリオを作るときは、分岐する条件を頭の中に留めながら次にどうするか別のことを考える必要があったり、2段階、3段階の考えを保ったまま流れを整理して組み立てていくのがプログラミングの考え方です。
全く初めてで慣れていない人にとって多段思考をするのはとても難しく、時間をかけて力を育てる必要がありますので、学びが少し進むたびに壁に当たってしまいます。
しかし、今回の実習の生徒さんには「壁に当たってもあきらめない」という強い意志がありました。
本格的に難しくなる前にノートを1冊用意され、学んだことを書き留めて、書いたコードを日本語で意味が通るような「読み下し」ができるようにノートをまとめ、ひとつひとつ丁寧に覚えていきました。
実習の間、ずっとその姿勢で取り組んだ結果、JavaScriptの初級コースを最後まで完走!
ここまで3周して「わからない」を「わかる」に変えてきました。
高いハードルに挑んで実を結ぶ経験が自信につながったことかと思います。
2週間という短い間でしたが、なりたいイメージを持って技術を体得していこうとする力強い気持ちにスタッフも引きつけられるようなパワーを感じました。学校と異なる慣れない環境にもすぐに馴染み、本当に頑張って取り組まれたと思います。
実習最終日は、スタッフから花束を手渡されました。
この経験を糧に「技術を身に付けること」「仕事をすること」について考えるきっかけとして下されば幸いです。2週間お疲れ様でした!
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現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。
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