障がいがある方の就職をサポートする就労移行支援事業所
【トランジット】 | 札幌麻生東京(浜松町)

障がいがある方の就職をサポート
する就労移行支援事業所

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トランジットについて

トランジットについて

このページではトランジットの理念、設立のきっかけ、事業所の名前の由来をご紹介いたします。

私たちが目指すもの

障がい者就労移行支援事業トランジットは、北海道札幌市2ヶ所と東京都港区浜松町の3ヶ所のセンターで障がいをお持ちの方・難病を患われている方が就職できるように支援を行っております。

夢や目標を見つけて前向きに

私は障がいがあっても夢や希望を持って前向きに生きてほしいと願っています。精神障害、身体障害、知的障害があるためにこれまで仕事をしたことがない方、または仕事を辞めてしまった方が社会で働き、活躍できるよう、具体的な支援を行います。
どんな仕事をしたいか、どんな人間に成長していきたいか、目標を一緒に探しましょう。

できることを一緒に伸ばしましょう

体や心の状態、生活背景は一人ひとり違います。それぞれの方の特性や気持ちに合わせ、専門性のあるスタッフが個別にカリキュラムを作ります。
私たちが目指すのは「働きたいという気持ちがあれば、どんな人でも就職できる」ことです。「できること」を発見し、成長する力を引き出していきます。

トランジットの名前の由来

直行便がない場合や燃料や食糧を補給するために、いったん他国の空港に寄り、再び同じ飛行機で目的地に向けて飛び立つ事をトランジットと言います。
私達の事業所が中継点となって、やりがいのある一般就職を目指し飛び立って行って欲しいとの思いから、この名前をつけました。
ロゴマークのアーチは、トランジットから飛び立ち、社会へ着陸したあなたをイメージしています。

ある障がい者との出会い

トランジット代表 松尾 大

トランジット札幌センター
松尾 大

福祉の仕事を全くしたことのない僕がこの事業を起業しようと思ったのは、ある出来事がきっかけでした。それは、2010年の9月、広大なアメリカ大陸で起こりました。
ある日、僕は名寄で行われていた友人の高橋歩さんのトークライブに行きました。高橋さんは「自由人」と自称する作家であり実業家。出版社や飲食店を経営する傍ら、世界中を旅して夢を実現している男です。
ライブ終了後、楽屋に一人の女性が訪ねてきました。70歳を超えるその女性は「どうしても息子に会ってほしい」と懇願するのです。息子の名前は通称“CAP”。年齢は46歳で、半身不随のため20年間ほぼ寝たきりの状態だそうです。
あまりに必死の母親の願いに、普段はファンの自宅に行くことなどない高橋さんも根負けしました。自宅を訪ねた高橋さんは、すぐにCAPと意気投合しました。CAPは「一度でいいからハーレーでアメリカのルート66を走りたい」という夢があり、その夢を叶えようと約束しました。

旅立ちは2010年9月でした。僕も「夢をかなえる約束の瞬間」をこの目で見たいと思い、同行することに決めました。
僕は、障がいを持っているCAPとどう接すれば良いのか、旅をするまで分かりませんでした。車椅子で右手しか動かず言語障害を持つCAPとアメリカを旅してたくさんの時間を共有することで、泣いたり笑ったり、また深く感じ入ることがたくさんありました。
ハーレーを持っていない僕らは、ルート66をキャンピングカーで走り、出会ったハーレー軍団に声をかけました。偶然通りかかったイギリス人に、「車いすの友達と日本から来ているんだけど、ハーレーの後ろに乗せてもらえませんか?」とお願いしたところ、「いろいろあったら面倒だから、ごめんな」といったんは断られたのですが、CAPの姿を見て伝わるものがあったのか、最終的にはOKしてくれました。
でも当のCAPは全く知らない外国人たちに囲まれて緊張したのか、ためらって下を向いたまま黙ってしまいました。
ハーレー軍団やその家族、周りにいた人までが「乗れよ」とやさしく声をかけてくれ、ついに念願の夢をかなえる瞬間が訪れました。
「OK! Let’s Go!!」とエンジンをかけ、「ブウォン!ブウォン!」とアクセルをフカした時、CAPがいきなりワンワンと声を上げて泣き出しました。大粒の涙を流しながら。
そして驚いたことに、そこにいたハーレー軍団までもが一緒に泣き始め、その家族も一緒に泣き始め、僕らみんなも泣き始め、ルート66の路上で20人ほどの大人が全員で号泣…。本当に温かい時間でした。
20年以上後ろ向きな精神状態だったCAPは夢を叶え、どんどん前向きになっていったのです。CAPに夢があり、その夢を一緒に叶えようという仲間がいて、夢をかなえた本人が幸せになり、それを一生懸命に手伝った僕たちまで、こんなに幸せな気持ちになるなんて。

アメリカのルート66にて、ついに夢を叶えたCAP

この経験以降、僕は頭の中で「障がいがある人たちのために役に立てることはないか?」といつも考えるようになりました。CAPと過ごした時間が、僕の人生にあまりにも大きな感動を与えたからです。
そして僕はひらめきました。「障がいを持った人が自立できるための仕事を創り出す!」ということです。
僕は20代前半からずっといろいろな事業を手掛けてきました。フィットネスクラブの運営、福祉用具のレンタル、飲料水の販売など、経営者としてさまざまな経験を積んできました。たくさんの仕事を創り出し、たくさんの人と関わり、仕事を通じて夢を叶えてきた経験を持っています。
この経験を活かして、CAPのような障がいを持つ人たちに仕事を創り出すことができる!と考えたのです。
僕が経営している事業の一つに、家電製品のインターネットでの販売があります。2012年、その事業の中の梱包や配送業務に障がいのある人を雇用しました。
指導の仕方に工夫をして、一人ひとりの長所短所を汲み取り、適材適所の仕事に配置していくと、誰もがその仕事をこなしていきました。発達障害の人も、精神に障がいがある人も、身体に障がいのある人も!
仕事をこなしていくと、当然、その仕事ではプロフェッショナルとなり、他の人にも指導できるようになります。その経験が障がい者という枠から脱し、「自立した一人の人間」として社会で活躍していける力になっていったのです。
僕は、次は在庫の管理、パソコンによる出品作業、経理事務と、障がいのある方の雇用を5人、10人と増やしていき、今ではネットショップの運営がほぼ全て障がいのある方でできるようになりました。素晴らしいことに、その中からほかの一般企業に就職できる人達も出てきました。

アメリカのルート66にて、ついに夢を叶えたCAP

このような経験から、一般就労する前に必要な知識や能力の向上を目指せる場があればと思い、障がい者就労移行支援事業所を立ち上げました。それがトランジットの基盤になっています。
誰もが夢を叶える権利を持ち、一人ではできないことも仲間がいればできます。僕らはそんな夢を叶えるお手伝いをしたいと思っています!