こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。
トランジット麻生ではPCの操作訓練の一つとしてタイピングのカリキュラムを導入しています。
タイピングとはキーボードでの文字入力を指す言葉であり、トランジットの訓練で目指すものは「より早く正確に入力すること」になります。
ある程度の速さに達すると、それより速く入力するのには手元を見ずに入力する「タッチタイピング」の技能が必要になり、キーボード入力が速くて正確だと文書作成やデータ入力などで効率よく仕事ができるために必要なスキルを身につけている、と自分自身で見ることができるようになります。
タイピングには「WPM」という目安があります。
WPMとは「Word Per Minute」の略で、1分あたりに入力できる単語数のこと。単語は「5文字の入力で1単語」としてカウントされます。
WPM 〜 99 基礎から練習している時のレベル
WPM 100 〜 199 趣味・生活内の個人用途で問題ないレベル
WPM 200 〜 299 一般的なオフィスワークで困らないレベル
WPM 300 〜 データ入力など実務で通用するレベル
速さのほか、正確さも求められますが、どこまでのレベルが必要なのかは人それぞれです。
カリキュラムで使用しているタイピングツールではWPMの計測も同時に行っているので、自分の目指しているレベルと今現在の自分の速さの目安を数値で知ることができるようになっています。
同時に意識したい「生産性」のこと
キーボード入力が早いほど仕事を効率よく進められると冒頭で触れましたが、なぜ速く効率的に進める必要があるのでしょうか。
生産性とは、ある時間内でどれだけの量の仕事ができるか、ということです。
商品を扱う仕事であれば「1日に商品がいくつできるか」、サービス業であれば「1日に何人のお客様にサービスできたか」、入力業務なら「1日に何件の入力をしたか」という部分を見られ、規定の就労時間内でどれだけの成果が出せたかが評価基準になります。
どんな職業でも、「このスピード以上の生産性が無いと利益が取れず会社が無くなるかもしれない」という生産性の基準があります。
そういった基準が設けられている就業場所では、生産性の低い社員は企業にとってのリスクとなるので、なかなか採用に結びつけるのは難しくなりますし、実際に就労した時も雇用契約を更新してもらえない可能性が出てきます。
つまり生産性が就労の可能性に直結することがあるのです。
トランジットでの作業においても、同じ作業を「終わるまで時間をかけてやる」のと「1時間にここまで、と小目標を設定してペースを高めて行う」のとでは職務への向き合い方や得られる学びが変わってきます。
働く経験が浅い方ほどイメージが難しいかもしれませんが、メンバーさん一人ひとりには「生産性」が求められる就職に対しては「生産性」を意識できるような取り組みができるような支援を進めていければと思います。
気軽にお問い合わせください
現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。
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