こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。
私たちの生活には、たくさんの色があります。
色分けしてすぐに見分けられるようにしたり、目立つようにしたり、色の役目は様々です。
そんな「色」についてのお話。
ここに、色のついた丸が5つ並んだ画像があります。
丸の色はそれぞれ何色ですか?
同じ図が、ある人にはこう見えます。
これは「赤が見えづらい人」の見え方です。
このように、色の見え方は人によってさまざまです。色を感じる細胞の働きが弱い人や機能していない人もいて、以前は「色盲」「色弱」「色覚異常」と表現されていました。しかし、日常生活に大きな不便さがないとして、2017年に日本遺伝学会の用語改訂で「色覚多様性」と呼ばれるようになりました。
日常生活に大きな不便はないといっても、やはり困ることはあります。色覚多様性者に何が困るかというインタビューをすると、「ぷよぷよができない」と話題にのぼることがよくあるといいます。
ぷよぷよとは
ぷよぷよプログラミングをしよう! – 障がい者就労移行支援事業所トランジット
(株)コンパイルが開発し現在は(株)セガが権利を持つ対戦型の落ち物パズルゲーム。「ぷよ」と呼ばれるスライム状のキャラクターが2個1組で上から次々と降りてきて画面下に積まれ、同じ色のぷよを4個以上隣接させると消える。消しきれずに画面の上までぷよがいっぱいになるとゲームオーバー。
https://transit-iko.net/2020/07/programming-20/
赤、黄、緑、青、紫の5色のぷよを、「同じ色のぷよ」が4つ隣あわせになるようにしなければなりません。
ところが、色覚多様性の方には、落ちてくるぷよの色が同じ色に見えて区別ができない場合があるのです。
これを受けて、「ぷよぷよeスポーツ」の今年8月27日のアップデートでは「色ちょうせい」機能が追加されました。
色覚の特性に対応して4つのパターンの色調整や「色のつよさ」を設定することができます。
色だけでなく形状での判別のため、ぷよの形状も16種類にしました。
実際にゲームをプレーした色覚多様性の方からは「ぷよぷよができる!」と喜びの声が上がっています。
近年では、こうした「色覚多様性」への配慮が広がってきています。
例えば、信号機は誰でも見分けがつくように色が調整されていますし、スマートフォンにはカラーフィルター機能が入っています。
こういった考え方は「カラーユニバーサルデザイン」と呼ばれています。
このように、色覚に限らず病気や障害などによって「できない」と思っていたことが、やり方を変えるなどの工夫で「できる」ようになることが多くあります。
「できない」で終わるのではなく、「こうすればできる」を見つけていけるよう、トランジットもメンバーさんと共にアップデートを続けていきます。
参考:
「ぷよぷよができる!」と喜びの声 色調整で色覚多様性に対応 「ぷよぷよeスポーツ」が大型アップデート
https://game.asahi.com/article/13739246
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