就職体験談
接客業に就職
まず、自分はトランジット麻生への通所が二回目となるのですが、
初めて知ったきっかけは通院先の医療相談員の室長さんの紹介でした。
再びこちらに通所させていただこうと思った理由は、メンバーさんたち1人1人の夢や目標に向けた支援やサポートがトランジット麻生さんはしっかりしていて、
職員さんの個々の意識も高くフォロー体制がしっかりしていて、定着支援サービスを含めて移行支援事業所としてサービス全体の質が高いと感じたからです。
まず、以前通所していた時からの職員さん方が
ずっと気にかけてくださっていたことがとても嬉しかったです。
そして当たり前のようにメンバーさん1人1人をいつも暖かく迎えてくださること。
メンバーさんたちが就活しやすいように、
意欲的に取り組めるようにサポートや声掛けをしてくださるので、
高いモチベーションを維持しながら就活などに取り組むことができました。
今回も沢山の方々のサポートの元、
自分が希望していたスポーツブランド会社への就労が決まりました。
改めてトランジット麻生をはじめ、
繋いでくださった方々やサポートしてくださった方々に感謝しております。
前職のスポーツ用品店での経験を活かし、
まずは自分の長所を生かして仕事に取り組んでいければと思っています。
そして新しい職場で求められている部分や足りない部分に関しては、
失敗しながらも沢山経験を積んでいって、
ゆくゆくは一人前の店員さんとして認められるように、
契約社員や社員を目指せるように親切丁寧なお客様対応を心がけ、
日々努力していきたいと思っています。
自分の症状は【混合性不安抑うつ障がい】と【社交性不安障害】で簡単に説明すると
自信のなさからか緊張状態になる症状で悩まされていました。
それらを軽減、克服するために様々なことに挑戦しました。
まずは引きこもり状態になっていた時は、
過緊張発作が出ながらも子供たちのサッカーのお手伝いや社会人スポーツで慣らしていき、
B型就労でJR駅の清掃をし、
精神障がい者フットサル協議(ソーシャルフットボール)でリーベルダージ北海道(北海道代表)からソーシャルフットボール日本代表として活動するようになり、
2018年には国際大会DreamWorldCup2018(ローマ)に出場、取材を受けたり街から表彰されたり評価を受ける機会が増え自信が付き過緊張発作が薄れたところで
絶対に無理だと思っていた接客業へ挑戦できました。
初めての接客業では、クレジットカードやアプリ会員様の契約件数一位を取ってさらに自信をつけたことで今回のスポーツブランド会社への就労が決まりました。
それからを振り返って感じたことは、何かに挑戦する事、飛び込むことの重要性、失敗や挫折を経験すること、
下積みや苦労を経験することがいかに大事かを学んだ気がします。
何かに挑戦しなければ失敗することすらないので、
そこから学び成長する機会すら生まれないと思います。
目標や夢がない場合でも、何か挑戦することを探し見つけて挑戦してみると視野や選択肢が広がることもあるんだなと感じました。
最後に今回二度目となるトランジット麻生では二か月という短い期間でしたが、メンバーさんや職員さんを含め多くの方にお世話になりました。
本当にありがとうございました。
自分自身、今回の就労はタダの就労ではなく、現在精神障害を抱える唯一の従業員として、
そしてトランジット麻生を経て就労したメンバーの1人として、
その後に続く方々の評価を下げるようなことがないように精一杯やっていければと思っています。