就職体験談
接客・販売業に就職
私は20年ほど前に体調を崩しうつ病と診断され、服薬で改善しないまま入院の末に退職しました。当時は鉛のように体が重くわずかな物音ですら気になってしまい、一日中横になって過ごしていたのを覚えています。
10年ほどたち、少しずつ外出できるようになってから近所の英会話教室に通ったり、少し家事をしたり、薬の量も減っていきました。
トランジットは病院の待合室に置かれたパンフレットで知りました。
手に取り読んでみると英会話のカリキュラムを学べて、就労を支援してくれると書いてありました。「自分をなんとかしたい」という気持ちもあったかもしれません。ほどなくしてトランジット麻生へ通所することになりました。
初めは毎日通える体調ではありませんでしたが、少しずつ生活のリズムが改善し、食欲も取り戻し、カリキュラムではWord、Excel、脳トレ、書き取り、そして大好きな英会話に限っては毎日取り組んでいました。
英会話ではおよそ50名のネイティヴの講師と話し、難しい言葉の意味を英語で説明してもらうなど深い英語文化との関わりが持てましたし、講師の方の悩みや人生観なども聞け、英語を通して自分の視野が広がりコミュニケーションの力が向上したと思います。
通所中は退職から約20年のブランクがありながらも様々な軽作業や企業実習をさせていただけたことが実りあるものになりました。
自分がやり通せるか、という不安や葛藤にモヤモヤとしながらも、少しでも前向きに取り組んでいたことで縁のある求人に巡り会い、ブランクや服薬についても応募前の問い合わせで快諾していただき、無事採用の運びとなりました。
最後にスタッフの皆様そしてメンバーの皆様へ
1年6カ月の間、大変お世話になりました。そして本当にありがとうございました。