こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。
また新たな就職者が誕生!
みんなから下の名前で呼ばれていましたので、ここではいつも通りKさん、とお呼びしたいと思います。
Kさんはあっという間に実習に入り、あっという間に即戦力として採用されました。
趣味は格闘技で、柔術とレスリングをかけもちする熱心さと体力が最大の武器ですね!
僕の目に焼き付いているのは、清掃の時間に、床をいつもぴかぴかに磨いていた姿です。
四つん這いの体勢で、床と戦うような真剣さで、雑巾掛けに取り組むKさん。
額に光る汗がまぶしかったです。
音楽の造形が深いKさんは、テクノからロックから果ては歌謡曲まで、とても守備範囲が広く、驚かされました。
事業所のプレイリストの曲数はダントツの1位です。
お給料が出たらバイクに乗りたいと笑っていたKさん。
くれぐれも道路と格闘しないように気をつけてください。
では、行ってらしゃーい!
就職体験談 Sさん:20代 男性
物流業で就職!
入退院を繰り返したときは一生就職ができないと思っていました。体調が悪いピーク時よりは寛解したのでトランジット通所を開始しました。トランジットに通所するうえで一番大事だと思うことは通所することでした。通院もままならなかったとき、「所定の場所に通えるならどれほど気持ちが楽になるのか」と思っていました。そういった経験を踏まえ、通所することは最優先のことでした。実際に皆勤賞も取る月もありました。技術的・モチベーション的な話を言えば、体調がいいときにある程度余裕を残しておくと、体調が多少悪いときにその分ゆとりが生まれ、気分の安定を目指しやすいです。自分の傾向上、体調がいいときにいろいろ手を付けすぎてその頑張りをいつでも続けられると誤認して体調が悪いときにも無理をしてしまうということに気づきました。タイピングのカリキュラム中に「計画は悲観的に 行動は楽観的に」という文言がありました。自分に合っているのはまさにその言葉だと思いました。続いてカリキュラムの話に移ります。カリキュラムは主にビジネス能力検定、ワード、パワーポイント、英語、タイピングを行いました。ビジネス能力検定については、言葉遣い、仕事に対する姿勢、表の読み方、ビジネスマナー等を勉強しました。検定は不合格となってしまいましたが、糧になりました。前述の「体調がよいときに余裕を残しておく」旨の考え方はこのビジネス能力検定の「仕事の平均化」から示唆を得たものでした。ワードとパワーポイントに関しては学生時代レポートで使うこともあったのである程度使い方はわかっていると自負していましたが、それは幻想でした。ワードに関しては今まで使ってなかった参考資料のタブが便利だと思い、パワーポイントに関してはスライドマスターや動画のトリミングが便利だと思いました。このように一見使わないように見える事柄であっても、それは自分が知らないだけであって、知ればその必要性に気づくといういい経験になりました。英語は670ページもある文法書をなんとか終わらせることができました。英語はカリキュラムの中で一番時間をかけたと思います。そのおかげか、英語に対する関心が増し、今では英語圏のニュースの動画や趣味に関する英語の動画を理解できていない部分も多くはありますが見るようになりました。インターネット上で英語の情報は日本語の情報の10倍あるといわれているので知ることを充実させるために英語は生涯学習しようと思います。タイピングに関して最初はe-typingのスコアが220ほどでしたが、練習を重ねるうちにタッチタイピングができるようになりました。後半になってくるとスコアが300を超えることもありました。タイピングは体調に左右されやすいので自分の状況をメタ的に認知できるよい指標となりました。続いて、カリキュラム以外のことに関しては庶務部と実習という特筆する点があります。庶務部は、一般に事務職を目指す人が加入するグループですが、面談の際に職員に「人に訊く練習をしたほうがいい」とのことで庶務部に入りました。庶務部の内容はアルコール消毒、換気、物品の補充、パンフレット制作などです。これらは一人ではできず、チームワークが必要ですので、人に訊く練習にはうってつけです。人に訊かなければ活動ができないという環境が自分を成長させました。実習に関しては働くというイメージを沸かせることができました。それは実習で海産物の計量や段ボール運び等によって実際の仕事とはこのようなものだと仕事の経験に乏しい自分にとっては自信になりました。最後に、トランジットの職員さん、メンバーさん、実習先の会社様、お世話になりました。
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現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。
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