こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

トランジット麻生では「軽作業」というカリキュラムを通して実際の仕事を体験練習できます。

今回は札幌市内でお米や野菜の販売を行っている、株式会社 米のさくら屋さまからのご依頼で、備蓄米用の炊飯袋へのライン引き作業を行いました。

送られてきた大量の炊飯袋
送られてきた大量の炊飯袋

この炊飯袋は、お米と水を入れて沸騰した鍋の湯で加熱することでご飯が炊け、非常時やアウトドアなどで役に立ちます。

この袋にはあらかじめ米1合の分量を示すラインと、適正な水の分量を示すラインが引かれているのですが、米のさくら屋さまで取り扱う「ゆめぴりか」という品種では既存の線に合わせても上手く炊けないので、適正な水の分量が変わります。

作業内容をスタッフが説明しているようす
作業内容をスタッフが説明

今回の軽作業は美味しく炊ける水の分量の場所に赤いマーカーラインを引いていく作業です。
初回はスタッフから手順を説明していきます。

袋を見本とぴったり合わせているようす
袋を見本とぴったり合わせているところ

規定の分量になる赤線が引かれた見本の袋を下に敷き、上から新しい袋を重ねます。

位置決めができたら、赤いマーカーで直線を引いていきます。

油性ペンで袋にラインを引いているようす
ラインを引いていきます

この袋は35枚1組にして、クリップで留めていきます。
これを何十枚、何百枚と作っていきます。

ペンは油性で引き直しができません。
袋の素材は柔らかく、丁寧に扱わないとシワシワになってしまいます。
何よりも丁寧さが必要で、気の抜けない根気と集中力のいる作業です。

赤いラインが引かれた炊飯袋
こちらが丁寧な仕事の蓄積です

この作業は希望者がいつでも参加できる形をとっています。
長い時間続けて行われる繰り返しの工程では、最初から最後まで品質を一定に保つには集中力が大切で、作業の内容にかかわらずブレることなく取り組める姿勢でいられることがもっとも重要です。

そういった作業に自分が合っているのかを知ることができたり、または作業への適性を身につけるための訓練につなげられることが、軽作業のカリキュラムに取り組む大きなメリットでしょう。

様々な経験を通して、就職へとつながると良いですね。

このたびの業務を提供してくださった米のさくら屋さまにも厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

気軽にお問い合わせください

現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。

障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生

〒001-0039
北海道札幌市北区北39条西5丁目1-1 K39ビル2階
【地下鉄麻生駅 徒歩1分】

TEL :011-299-8746
FAX:011-299-8746

E-mail asabu[at]transit-iko.net
※[at]を@に書き換えてください。

お問い合わせページはこちら