こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジットです。
障がい者就労移行支援事業所トランジットでは、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

天気が崩れると昔の古傷が痛むという方を見かけることがあります。
皆さんもが降ると傷が痛む頭が痛くなる、という話を耳にしたことはないでしょうか。

けさの札幌は朝からでした。
今日は雨と気分についてのお話に触れようと思います。

雨の日というとどんなイメージを持つでしょうか。
静かな佇まいにぽつぽつ響く雨音がノスタルジックな情景を描く、という方もいるでしょうし、交通が乱れたり普段より面倒が増えるので雨は朝から憂鬱だと捉える人もいるでしょう。

そんな中で、外出できないほど心が沈んでしまったり、体調を崩してしまったりする方がいます。
気持ちがしっかりしていないわけではなく、仕方のないことです。

雨は低気圧が張り出すことで起きる気象現象です。
低気圧は気圧の高い周りから大気を吸い込むので、中心に集まったものは上昇気流となって、いっしょに持ち上げられた水蒸気が上空で冷やされてになるのです。

人間の耳の奥には内耳(ないじ)という器官があります。これは音や体の傾きを感じ取る大切な器官で、これが無いとまともに立つこともできません。
気圧が低いと鼓膜を通じて内耳が刺激され、バランス感覚乱れができるので、乗り物酔いのように気持ちが悪くなったり、頭や手足の節々が痛みを感じたり、全身のだるさが生まれたりするのです。

これは誰にでも起こりうることですが、うつ症状のあるかたには大変なストレスです。
脳の中では考えたり意欲を起こしたりするための神経伝達物質が働くのですが、雨の日は特にこの働きがマイナスの影響を受けてしまうのです。

疲れやすく、やる気が湧かず、外に出ようと思えば思うほど気持ちとは別のところからブレーキが掛けられて意欲が奪われていきます。

私たちはこの影響から自分自身を保てるようコントロールをしながら1日を過ごしています。

もし、このコントロールがうまくいかないと朝会社に行くときに雨が降ったら「行きたくない!」という気持ちから会社を休むことでしょう。
そして会社側から見たら、突然休まれる人に仕事を任せるのはちょっと・・・と考えても致し方のないことかもしれません。

雨で気分や意欲が下がりながらも外に出られたら、それは一つの成功体験です。
「雨でも出られ、家の外で過ごすことができた」という結果の積み重ねが「次もできるかも、きっとできる」という自信につながります。

トランジットに通われるメンバーさんには毎日小さな成功が起こったりします。そういった一つ一つの成功を見逃さず、後押しして自信に繋げられたらな、というのが私たちの気持ちです。
1日をうまく過ごせるようにサポートをし、トランジットへ来ることで変化が生まれていくように今後も取り組んでいきます。

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現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。

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