こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。
事業所内にはデザインカリキュラム向けにAdobe Photoshop(アドビ フォトショップ)やClipStudio Paint(クリップスタジオペイント)といったイラスト制作向けのソフトウェアが入ったiMacを置いていますので、「イラストを描きたい」というかたにはペンタブレットで絵が描けるデジタルペイントの環境を提供しています。
実際「元々めちゃめちゃ描ける」っていう人より「描けるようになりたいな〜」という人が描写力を身につけるためにチャレンジしています。
とはいえ、描けるようになりたいな〜、ですぐに描けるほど現実は優しくもなく。
思い描いているイメージと実際に描いたもののギャップがありすぎてショックで描くのやめる現象も絵の描き始めあるあるです。
「そういうものだからしょうがない」と最初に伝え、はじめはペンのタッチ感やスピード感に慣れていきます。
また「人物を描きたい、描けるようにしたい」という方の割合も大きいなあ、と感じています。
ここ数日よく質問で上がるのは
・目がうまく描けない
・口をバランスよく描くには
こういったヘルプは実際に描くところを見てもらうと解決することが多いです。
あとはイラストやアニメーションなどを鑑賞するときに顔を顔という1つの物体として見ると目や口の形は記憶に残らないので、小さな一つ一つに関心が持てるように目線を切り替えて過ごしてみるのも視点が広がる習慣になります。
実際のところ、人物のイラストってどうやって描くのでしょうか。
順を追って見てみましょう。
1. アタリを取る
2. ラフ画をスケッチする
3. 線画を取る
4. アタリとラフを消してベースの色を塗る
5. 影を落としこむ
6. 光の写り込みを入れて完成
このうち 1. 〜 3. を描くコツなどを質問しながら繰り返し描き、納得できるようになったら次のステップに進んでいきます。
毎日コツコツ描こうとする姿からは「描けるようになりたい」という気概を感じます。
本当に「描けるようになりたい」という気持ちは描いたものに表れていますので今後に期待ですね。
では、人物を描けるようになったら何に発展していけるのでしょう。
販促ポップ、案内状、はがきイラスト、チラシの挿絵など、人物のイラストは多方面で活躍します。
自社でイラストが用意できない企業は使用料やデザイン料を支払って自社製品や販促物に用いたりします。
絵を描くという能力はいろいろなところで需要があるものです。
絵を描くことがメインの求人は数が限られ門も狭いですが、「〜をしていただくお仕事です。絵の描ける方歓迎・優遇します」とある求人であれば胸を張って挑めるのではないでしょうか。
たとえ5分で描かれた絵であったとしても、1年掛けて上手くなったのであれば、その絵には5分+1年分の重みがあるわけです。
今取り組まれているメンバーさんには是非、この「描けた!」という経験を自信に変えて、就労に活かせる自分の強みにしていって欲しいと思います。
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現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。
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