こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジットです。
障がい者就労移行支援事業所トランジットでは、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

挨拶の意味について辞書をひくとこのように書かれています。

(一部抜粋)

挨拶】(あいさつ)
1. 人に会ったり別れたりするとき、儀礼的に取り交わす言葉や動作。
2. 禅家で、問答を交わして相手の悟りの深浅を試みること。

『広辞苑』より引用

もともと挨拶はから生まれた言葉です。

師匠が廊下で弟子とすれ違うとき、「中庭はきれいに掃除できたか?」と何気なく弟子に声を掛けます。

さりげなく修行の成果を見ているのです。

中庭をきれいに掃除できたか?」の真意は「心の曇りは拭き取れたか?」です。
これに中途半端な返答をすると修行が足りない、というのが禅問答でいう「挨拶」です。

挨拶とは「挨(ひら)いて拶(せま)る」と読み、「心を開いて相手に迫る」という意味の漢字から成り立っています。

職場の人どうしでも、ご近所さんどうしでも起こりうることですが、「おはようございます」とか「こんにちは」と声を掛ける、または掛けられる状況ってありますよね。

これは「挨拶をしましょう」という話じゃないです。
この時にどう返していますか?ということに焦点を置いてみようと思います。

挨拶を返さなかったとき
挨拶をした側にとっては相手を「挨拶をしない人」としてインプットされ、次からは声を掛ける機会が減り、やがて無くなります。

挨拶を返したとき
お互いに気持ちが満たされ、時間経過とともに関わりの回数と幅が広がっていきます。

挨拶が返ってこない時に起きる問題は挨拶した人が「相手を理解しようがない」というところです。
理解を得るためにもっと積極的に関わろうとするよりも、最初から理解しやすい人を選ぶほうが楽、と考えるかもしれません。

逆に「それなら話しかけないでほしい」と考える人も居ると思います。
気が散ってしまい物事が手につかなくなりやすい人は、人との干渉を避けても致し方ないところがありますよね。

こういった考えの齟齬から職場環境での居づらさに発展することも十分に想定されます。
色々な考えの人がいるのです。

チームワークが求められる人の多い職場環境では積極的な挨拶ができる方が適しており、その反対に挨拶が苦手な方は黙々と単独で作業を行う職場が適しているでしょう。

気持ちの良い挨拶ができることももちろんですが、苦手な挨拶を無理にできるようにするよりは、それを必要としない職を持つ事は容易な解決策の1つではないかと思います。

しかし、実際の支援の中では「向いている求人はあるが、やりたい事とマッチしない」ということがよく起きます。
やりたい事ではないが居心地の良さを選ぶ、居心地は期待できないがやりたい仕事を選ぶ、どちらも大変な決断ですね。

私たち支援スタッフはメンバーさんの望んでいる考えを尊重しつつ、気持ちよく働ける将来につなげていくための訓練を通所生活の日常の中で行っています。

これがメンバーさん一人一人の意欲や自信に繋がって下されば幸いです。

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現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
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