こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

明日、3月14日は円周率(π)の日です。
円周率の近似値が「3.14159265…」とされることから、「3.14」を3月14日に見立てて制定された記念日です。
教科書では「3.14」(または3)で覚えて計算しますよね。

「3.14…」の後にも永遠に数が続いていく「永遠に終わらない数」が円周率です。
円周率を一桁でも多く覚えようとして、世界中で語呂合わせが作られています。

歴史の年号や数学の公式など、勉強の中で語呂合わせで覚えるという機会は多くあります。
そうやって語呂合わせで頑張って覚えたことも、何年も時間が経って思い出そうとするとなかなか思い出せません。

勉強で頑張って覚えたことは忘れてしまうのに、子供の時に覚えた好きなゲームの100以上のキャラクターはスラスラ言えたりするのが不思議なところです。
好きなこと・興味のあることならすぐ覚えられるし忘れないのに、勉強となると全然ダメ…という経験は誰にでもあるものです。

なぜ、好きなことはすぐに覚えられるのでしょうか?
実は、人は興味のあることをちょっとしたスキマ時間に何度も思い出しているのです。

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかという実験結果を数値化しました。

人は、新たに覚えたことは20分後には42%忘れ、1時間後に56%を忘れ、24時間後には74%を忘れるという結果になりました。
しかし、早い段階で思い出すことで、忘れにくくなります。
つまり、好きなことは早い段階で何回も思い出すからこそ、長期記憶しやすいということです。

一方で勉強は、机に向かっている時は頑張って覚えよう覚えようとしていても、机を離れたら中々思い出そうとはしません。
だから、すぐに忘れてしまうんです。

勉強して、資格や試験に合格して、「スキルをしっかり身につけた!」と思っても、時間が経つと意外と忘れてしまっています。
そのため、トランジットでも「ひと通り学んだけど、忘れないように復習をしたい」というメンバーさんがいます。

記憶率と復習の関係について、カナダのウォータールー大学の研究結果があります。
まず、学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻ります。
その次の復習は1週間以内に5分で、次は1ヶ月以内に2~4分で記憶が復活。

何度かに分けて勉強することで、長期的な記憶につながります。
うまく復習を繰り返して、学んだ成果をいつでも発揮できるようにしたいですね。

トランジットでは、メンバーさん一人ひとりに合わせて取り組む内容や、進め方を相談しながらカリキュラムを進めていけます。
復習の取り組み方なども相談しながら進めていけますので、メンバーさん一人ひとりのレベルやペースに合わせて、ステップアップしていくことができます。

参考:
UNVERSITY OF WATERLOO「Curve of Forgetting」
https://uwaterloo.ca/campus-wellness/curve-forgetting

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