こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジットです。
障がい者就労移行支援事業所トランジットでは、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。
昭和初期の文豪、太宰治が筆を執った「正義と微笑」という作品にこのような一節があります。
(一部抜粋)
勉強というものはいいものだ。
日常の生活に直接役に立たないような勉強をして、それから、けろりと忘れてもいいんだ。
全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。
これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。
そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。
ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!カルチベート … 啓発すること、自身を磨くこと
主人公が高校の道徳の授業の中で、退職される先生が最後の日に生徒たちへ言い放った別れの言葉です。
教育勅語の後、型に収まった思想教育が続き、生徒思いではない教員ばかりの現状で「彼らのように無学になってはいけない」という戒めが込められています。
およそ80年前に書かれたものですが、色あせることのない力強さが溢れていますね。
学びは就職を目標とした時にも大切な活動となります。
トランジットに通所されるメンバーさんは、新しいことを学びながら2年間で就職に向けた準備を行っています。
新しいことは「知らない業種に向けた取り組み」です。
就職の選択肢が広がりますが、未知のものに対する不安も生まれますので、毎日繰り返し学ぶ中で「こんなことをしていて、何になるのだろう」と考えが止まってしまうことがあっても不思議ではありませんし、実際にそういう場面が見られることがあります。
そこで諦めることなく、歩を進めるモチベーションを保つために、日常の取り組みから必要なサポートを考えたり見出したり、アイディアを出し合いながら私たち職員が支援を行っています。
学ぶことには意味があります。
新しいことを学ぶ力を持てば、新しい仕事をこなす力に変換できるのです。
私たちはメンバーさん一人一人が就職した後も心を広く持って職務に取り組めるよう、学びを通して人間性を育てていきたいと考えています。
気軽にお問い合わせください
現在、障がい者就労移行支援事業所トランジットでは、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。
障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生
〒001-0039
北海道札幌市北区北39条西5丁目1-1 K39ビル2階
【地下鉄麻生駅 徒歩1分】
TEL :011-299-8746
FAX:011-299-8746
E-mail asabu[at]transit-iko.net
※[at]を@に書き換えてください。
お問い合わせページはこちら