こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

トランジットでは毎日のカリキュラムを振り返る時間を設けています。
その内容は「業務日誌」として記入しています。

業務日誌とは、「一日取り組んだこと」の報告書です。
業務日誌を書く目的は大きく7点あります。

1. 自分の進捗状況を知る
今日取り組んだ事と、その結果について記入します。
たとえば事務職であれば、今日一日どんな取り組みをしたのか、誰から電話があり、どんな応対をしたのか、それによってどう行動したのか等「今日一日自分が何をやっていたのか」をまとめる力がつきます。

2. 課題点の発見
トランジットでは1日を通して取り組んだカリキュラムの課題点を日誌を書くことで自ら発見することができます。そして今後の課題を目標にすることによって、達成した際に大きなやり甲斐を感じることができます。

3. 報連相
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)を常日頃から意識することで、トランジットの生活においても、就職をした後でも自分の考えを相手に伝えることの大切さを学ぶことができます。

4. GOOD & NEW
今日一日を振り返り、24時間以内にメンバーさんの身の回りで起きた良かった話(GOOD)、新しい情報(NEW)枠を設けており、事業所や日常生活で何かに気付くことができる「洞察力」を身につけることができます。

5. 読み手がいることを意識する
「字が綺麗なこと」と「字が丁寧であること」とは違います。
人それぞれ、字が上手な人とそうではない人がいると思いますが、どんな字を書く人でも丁寧に書くことは出来ます。字を丁寧に書くことを日頃から意識することで、読み手の心を惹きつけられる人になってほしいという考えがあります。

6. 空欄をなくす
トランジットの業務日誌は、「特になし」や「空白」ではなく、決まった箇所にはしっかり感想を埋めることが重要だと考えています。就職活動を行う際、とても重要な項目は志望動機です。その志望動機が一行ほどであれば、読み手は熱意が伝わるでしょうか?やはり短すぎる文では伝わりません。
何事にも意識をすることが大切です。業務日誌は単なる報告書ではなく、就職活動や就職後にもきっと役に立つと思っています。

7. 不満・批判・愚痴は日誌に書かない
人間誰もが不平や不満は生まれるものです。
業務日誌はあくまでも、一日自分が何を学び、何を得たのか、不明点や課題点を知るためにあります。相手を批判・愚痴がある場合は「報告」という項目に「明日相談したいことがある」などと書いて、自分の言葉で伝えることが大切です。
周りが気になる人は、自分の現状を知ることと、相手の良い点を見つけることができる長所を持っていると考えてみましょう。

メンバーさんの業務日誌は、その日のうちにスタッフミーティングでスタッフ全員が回覧します。そうすることにより、メンバーさんひとり一人の状況をいち早く知り、的確で効果的な支援・訓練を行うことができます。

書かれている内容は一人ひとりさまざまです。1日をどう過ごしていたか、どんなことに興味を持ったか、毎日の報告の中で少しずつ変化や成長を見いだすことができ、小さな悩みが書かれていれば、それが蓄積する前の段階で相談したり改善に向けて動くきっかけにもなります。

自分の取り組みの再認識、課題点、どう達成できるかの目標、業務日誌を読む相手がいること等、日頃から仕事を意識した取り組みをすることで、自分の伝えたい言葉も相手に的確に伝わります。

トランジットの業務日誌だけに限らず、読む人に伝えるべき事が伝わる書類の書き方を常に心がけていきましょう!

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現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。

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