こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

先日、「後工程」というテーマでビジネスマナーのカリキュラムを行いました。
「後工程」とは「自分より後の人に喜んで受け取ってもらえるように仕事を進めること」を指します。

では実際に後工程の例をご紹介致します。
今回は後工程の例を「納豆製造」で挙げていきます。
納豆の素は「大豆」ですよね!
では大豆ができるまでの流れは皆さんご存知でしょうか?
①大豆の芽を植える
②大豆の葉が出て、やがて花が咲く
③成熟を終えた実ができる
⑥収穫する
⑦乾燥させたのが大豆
①〜⑦は、大豆を製造する各部署のスペシャリスト達が毎日大切に、手間暇をかけたことで美味しい大豆が生まれます。
では次に納豆ができるまでの流れを簡単に纏めます。
①洗浄・・・大豆の洗浄
②浸漬(しんし)・・・大豆を水に3〜20時間程度かけて元の2倍くらいの大きさまで膨らます。
③烝煮(じょうしゃ)・・・膨らんだ大豆を、蒸気で約2時間蒸す。
④納豆菌の噴射(ふんしゃ)・・・納豆菌を、烝煮の終わった大豆に吹きつけて付着。
⑤充填(じゅうてん)・・蒸したての大豆を熱いうちにパックに詰める。
⑥発酵(はっこう)・・パック詰めした大豆を16~24時間ほど寝かせ発酵させる。
⑦熟成・・納豆が発酵したら半日~1日掛けて5度以下に冷蔵する。
⑧確認作業・・色合い、粘りがあるかなどの確認作業。

①〜⑧は、納豆を製造する各部署のスペシャリスト達が自分の業務に最善を尽くすことで美味しく、安全な納豆ができます。

大豆製造にしても、納豆製造にしても、それぞれの各部署で働く方々が自分の仕事を責任持って取り組み、次の業務に関わる方へ仕事がしやすいように「バトン」を渡しています。

これが後工程です。

後工程はどんな業種に就職しても、自分の仕事を一生懸命に取り組むだけではなく、次の方が気持ちよく仕事ができるようにすることが、信頼関係の1つに繋がります。
「後工程はお客様」は、後工程をお客様だと思って、相手のことを考えて取り組みましょうという意味の言葉です。

今回のビジネスマナーでは、後工程の話をすすめた後に、「事業所内で後工程ができることとは何か?」をメンバーさん同士で話す時間を作りました。

最終的にまとまった内容としては

・パソコンは共有物なので、マウスや電源コードは結んでからしまう
・雑巾で床掃除をする時には、髪の毛やホコリは一旦ゴミ箱へ捨てれば
雑巾洗いをする方の手間が省ける

「仕事のみならず、事業所の中でもできる後工程が色々とあることで、自ら周りをみて
考えることの大切さを知れた」
「次の人の為に考えて行動するようにする」
「後工程や前工程の仕事を把握しておくことも大事だと思った」
と言った感想がありました。

仕事というのは一人で完結するものではありません。どんな仕事であれ、発注してくれる人がいたり、指示をしてくれる人がいたり、引継ぎをしてくれる人がいたり、手伝ってくれる人がいます。
「次の働く方々へ気持ちよくバトンパスをする」
周りを考え、相手の立場になって取り組んでみることは大切ですね!
今日からできる後工程が皆さんにはありますか?
是非バトンパスをしてみましょう。
次回もお楽しみに!

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