こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センターです。
障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センターでは、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。
先日、トランジット札幌センターではグループワークのカリキュラムを行いました。
今回は「ラポール ~バックトラッキングについて~」をテーマに取り組みました。
ラポールとはフランス語で「架け橋」を意味します。
相手と自分との間に橋が架かっている状態、すなわち、心が通じ合い、互いに信頼し、相手を受け入れている状態を指します。
就職した時の職場のコミュニケーションはもちろんの事、家族関係、トランジットのメンバーさん同士など、普段の生活においても大切なことです。
「バックトラッキング」とは日本語で「オウム返し」と呼ばれる手法です。バックトラッキングは、相手の話をきちんと聞いていることを示すことと、相手に自分が発した言葉を再認識してもらうことの2つの目的があります。
バックトラッキングなしでの会話にありがちな例として
Aさん「私(僕)今月の29日に豊平川で花火大会があるというのを電車の広告で見ました!」
Bさん「へーそうなんですね」
いかがでしょうか?この返答で終わるとAさんとBさんとの会話は終了してしまいます。更には、良好な関係が取れたとはいえず、コミュニケーションを円滑に進めているとも言えません。
続いてバックトラッキングでの会話の例を挙げていきます。
Aさん「私(僕)今月の29日に豊平川で花火大会があるというのを電車の広告で見ました!」
Bさん「へーそうなんですね。豊平川で花火大会なんですね!Aさんは行くんですか?今年は4000発も打ち上げられる予定と耳にしました。」
Aさん「4000発もですか!行く予定ですよ。今から楽しみです!」
Bさん「本当ですね。楽しみですね!」
いかがでしょうか?
バックトラッキングは多用しすぎたり、オウム返しをするだけだと、わざとらしくなり逆効果な場合もあります。
Aさんの会話の一部をBさんはオウム返し+会話を広げる言葉で返答していました。
今回のグループワークでは、各グループことに自分をPR(売り込み)した会話をメンバーさんに発表し、聞く側のメンバーさんにはバックトラッキング+会話を広げる言葉を付け加えて意識的に取り組みました。
グループワーク終了後には、
「ついつい、あいづち、うなずきで会話を終わらせてしまいがちなので、オウム返し+会話を広げる言葉を意識して次回も取り組みたい」
「初めて司会を担当したので、時間を気にしながら進行もし、更には相手の話をバックトラッキングで返すので中身が濃く、いつも以上に頭を使うカリキュラムだった」
等と言った感想がありました。
初めてのことを取り組むことは不安や緊張が強いですよね。
それを失敗してもやってみよう!と取り組むことがとても大切なことです。
次回も同じテーマで取り組み、来週は各グループで発表します。
お楽しみに!
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