こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センターです。
障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センターでは、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。
先日、トランジット札幌センターではグループワークのカリキュラムを行いました。
前回に引き続き「ラポール ~キャリブレーションについて~」をテーマに取り組みました。
前回のグループワークの様子はこちら
ラポールとはフランス語で「架け橋」を意味します。
相手と自分との間に橋が架かっている状態、すなわち、心が通じ合い、互いに信頼し、相手を受け入れている状態を指します。
就職した時の職場のコミュニケーションはもちろんの事、家族関係、トランジットのメンバーさん(障がい者就労移行支援事業所トランジットでは利用者さんのことをその様に呼んでいます。)同士など、普段の生活においても大切なことです。
「キャリブレーション」とは「観察力」のことを指します。
前回のグループワークでは、各グループに別れて「観察力」の練習を行うゲームを行いました。
今回はキャリブレーションに必要なこと、これから日常的に自分自身がキャリブレーションを取っていく上での大切なことは何かなどを各グループで発表しあいました。
今回のキャリブレーションでは、
「相手の目、表情、話すテンポ、語尾のトーン、その人の仕草や身だしなみに意識して着目することが大切」
と発表がありました。
ホワイトボードを使って具体的な例をいくつも挙げながら発表をするなど、皆それぞれのグループで工夫をして説明をしていました。
グループワーク終了後には、
「司会で発表のための道筋をつけた。グループの一人ひとりが発言ができるよう促した」
「しっかりと意見をする。意見を聞く。という話し合いのキャッチボールが出来たと思う」
等といった感想がありました。
自分の取り組みだけに満足せずに、相手の気持ちに立って物事を考えることはコミュニケーションをとる上で大切ですね。
次回はラポール最後のテクニック「バックトラッキング」をテーマとして取り組んでいきます。
来週もお楽しみに!
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