自分の取扱説明書をつくる | 障がい者（障害者）就労移行支援事業所トランジット

こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

トランジット麻生ではAdobe Photoshop（アドビフォトショップ）やAdobe Illustrator（アドビイラストレーター）
といったデザイン業務に特化したソフトウェアの学習環境や制作環境を提供しており、経験者はもちろん未経験者でも「画像の作成・加工ができる」といった多方面で需要のある技能を身につけて就労に役立てられるきっかけ作りを行っています。

メディアデザインを扱う業種に応募するときも「履歴書」「職務経歴書」が必要となりますが、他業種とは異なるのが「作品添付」を求められる点です。

作品は応募する人のデザインの技術力、センス・表現力、物事を整理する力など、会社が求めているものとどれだけマッチするかが全て表されます。
作品の品質が高ければ書類選考がほぼ通過して面接の連絡が来る、なんてこともあります。

資格取得まで含めてひととおり学び終えたあとは、ぜひ作品を作っていきましょう。
というところで作品を増やしていきたい、というメンバーさんが「自分の取扱説明書」を作るのにチャレンジされました。

機器の取扱説明書をモチーフにデザインを決めたそうです。

制作途中のものです。
自分自身の特性とうまく合わせながら仕事をするのに知ってほしいことが整理されています。

大枠がたたき台として出来上がったら、細かな文章の書き方などをチェックしたり、構成に問題がないか確認をしていきます。
判断するのが難しい部分はスタッフが一緒に考えるサポートをしていきます。

まだ完全な完成には至っていませんが、完成したものは求人応募する際に自分自身の障がいと配慮事項について説明する資料にもなります。

こちらのメンバーさんは物事を図式化するのが得意で、マークやサインなどの表現もとても上手です。
逆に、言語化して表すことがいつも難しく感じるようで、自分のことを言葉で整理することもほとんど無かったことから自分自身を説明するのがとても困難でした。

「自分の取扱説明書を作る」ということは、今までした事がないほど過去を振り返ることで自己分析に繋がる良い機会となりました。
図と文章で表す作業は大変なものですが、自分のことを今まで以上に説明できるようになったと喜びを表していました。

このような制作活動をきっかけに、もっと就職に向けて「できる自分」という自信を高めていってほしいと思います。

気軽にお問い合わせください

現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット麻生では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。