就職活動とお金の話 | 障がい者（障害者）就労移行支援事業所トランジット

こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌です。
障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

就職活動って、意外とお金がかかりますよね。
面接用にスーツやカバンを揃えたり、面接に行くための交通費がかかったり、履歴書用の写真や応募書類の郵送料もかかります。
就活関連の出費に加えて、普段の生活で必要な出費もありますので、なかなか頭の痛い問題です。

就職活動を進めていくためにも、「失業中のお金に関する制度」について知っておいて損はありません。
失業して、再就職を目指している方が利用できる制度は主に3つです。

「雇用保険の基本手当（失業保険）」
失業した人が新しい仕事を探して1日も早く再就職するために、失業中の生活を心配しなくていいように支給される手当です。
「再就職」を目指す人のための手当なので、定期的にハローワークへ就職活動の内容について報告する必要があります。

「傷病手当金」
傷病手当金は、休職中の生活を保障するために設けられた制度で、病気やケガのために会社を休み、会社から給与が支払われていない場合に手当が支給される制度です。
退職日の前日に傷病手当金を受けているか、受けられる状態であれば退職後も引き続き支給を受けることができます。

「国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度」
収入の減少や失業などによって、国民年金保険料の納付が経済的に困難な場合は、納付の免除や猶予の申請を行うことができます。

トランジットでも、「失業保険や傷病手当を受給しながら通所できますか？」というお問い合わせをいただくことがあります。
就労移行支援事業所への通所は「就職」ではありませんので、変わらず手当を受給することができます。

また、トランジット独自の就職応援制度として「就活準備金制度」というものがあります。
就職に向けた準備に役立ててもらうため、通所日数と時間に応じて１ヶ月に5000円〜33000円程度までを「就活準備金」として支給しています。

パート、アルバイト、契約社員、正社員などの環境においても時給や固定給や賞与などで待遇のバランスがある様に、トランジットでもそのバランスを保つために通所日数に応じて金額の前後を設定しています。
通所日数が増えていくことは、体調管理や生活リズム、働くことに対する意欲が現れている基準指標にもなりますし、本人が就職に近づいていることを実感できると思います。

就活準備金について

「就活準備金」の明細を見ると、一ヶ月で自分がどれだけの日数と時間通所できたかが数字に現れています。
数字で確認することで、来月以降のモチベーションにも繋がりますよね！
就活準備金制度の詳細については、気軽にお問い合わせください。

参考：
厚生労働省「雇用保険制度」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koyouhoken/index_00003.html

全国健康保険協会「病気やケガで会社を休んだとき」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3040/r139/

日本年金機構「国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度」、2020年4月1日更新
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150428.html

気軽にお問い合わせください

現在、障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌では、就職を目指している障がいのある方や難病を患っている方・障がい者雇用をお考えの企業採用ご担当者様・クリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳をお持ちでない方も医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽に問い合わせください。