こんにちは。障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センターです。
障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センター
では、障がいをお持ちの方や難病を患っていらっしゃる方が一般就職するためのサポートを行っています。

先日、トランジット札幌センターではグループワークのカリキュラムを行いました。
前回に引き続き「ラポール ~キャリブレーションについて~」をテーマに取り組みました。
前回のグループワークの様子はこちら

ラポールとはフランス語で「架け橋」を意味します。
相手と自分との間に橋が架かっている状態、すなわち、心が通じ合い、互いに信頼し、相手を受け入れている状態を指します。
就職した時の職場のコミュニケーションはもちろんの事、家族関係、トランジットのメンバーさん同士など、普段の生活においても大切なことです。

「バックトラッキング」とは日本語で「オウム返し」と呼ばれる手法です。バックトラッキングは、相手の話をきちんと聞いていることを示すことと、相手に自分が発した言葉を再認識してもらうことの2つの目的があります。
しかし、バックトラッキングを多用しすぎたり、オウム返しするだけだと、わざとらしくなり逆効果な場合もあります。大事なのは同じ言葉を言い返すのみではなく、会話の間に肯定的な返し(+α アルファ)をすることでコミュニケーション能力が格段に向上します。

本日のグループワークでは、「バックトラッキング+αの重要性は何か?」「どういった所が利点なのか?」等をグループで話し合い、発表しました。

発表では、メンバーさんがファミリーレストランへ行った実体験をもとに発表が行われました。

ウェイトレスの方が「ライスにしますか?パンにしますか?」と尋ねた際、お客様は「ご飯でお願いします。」と答えたそうです。
その後のウェイトレスは「かしこまりました。ご飯ですね!」とお客様の言葉を否定せず、そのまま何もなかったように注文は終えたそうです。

相手の発した言葉を否定せずに、気持ち良くお食事ができるような心遣いあるウェイトレスの細かな気遣いがバックトラッキング+αのアルファの部分ではないかという話が出ました。

グループワーク〜バックトラッキングについて2〜 – 障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センター

グループワーク〜バックトラッキングについて2〜 – 障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センター

グループワーク〜バックトラッキングについて2〜 – 障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センター

グループワーク〜バックトラッキングについて2〜 – 障がい者就労移行支援事業所トランジット札幌センター

グループワーク終了後には、
「バックトラッキングを使用することで安心感と親近感が湧く」
「+αが重要で話題が生まれて話が広がる」
という感想がありました。

約2ヶ月に渡って、ラポールの4つのテクニック(ミラーリング、ペーシング、キャリブレーション、そして今回のバックトラッキング)を学びました。
日常の生活やトランジットの通所でも、ラポールを活かして更により良いコミュニケーションをとっていけるといいですね!

次回は別のテーマでグループワークを行います。
お楽しみに!

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